歯科医に聞いた!虫歯治療した歯は治療してない歯よりも寿命が短い!
私は小さいころから歯が弱く、歯医者にはよく行きました。
しかし、せっかく治療しても、治療した歯は、
再び虫歯になる経験があるんです。
しかも、一度ではなく。。。
虫歯治療した歯は、虫歯になりやすいのか?
また、そうであるならば、なぜそうなるのか?
現役歯医者さんのhanekoさんに聞きました。
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一生懸命、歯を磨いていたつもりだったのに、
突然、歯が痛くなって歯医者に来られる患者さんは
少なくありません。
そして歯医者さんで治療受けて、痛みもなくなり、おしまい。
という方がほとんどかと思います。
虫歯治療をしたら一生これでおしまいなんて思っていませんか?
虫歯治療した歯の寿命がどれくらいなのかをご存知ですか?
今回は、そんな質問にお答えていきます。
虫歯治療した歯は、治療してない歯よりも寿命が短い
?ショックかもしれませんが、虫歯治療をした歯は、
天然の虫歯になったことのない歯と比べると
寿命は短くなります。
その理由は
虫歯菌が付着しやすくなるから
です。
虫歯にはステージがあります。
小さな虫歯の場合、少し削って白い詰め物を
つめるだけの治療院がほとんどです。
ですが、この詰物は、プラスチックの材料であり、
確かにかつての材料と比べれば、汚れや細菌の塊であるプラークが
つきにくくなりましたが、天然の歯にはかなわないんです。
そのため、つめたところはこれまで以上に丁寧に磨かない
と天然の歯よりも虫歯になるリスクは高いです。
そして、虫歯が大きくなると、金属の被せ物(いわゆる銀歯)
をかぶせることになりますが、銀歯も天然の歯に比べると
さらに汚れや細菌の塊であるプラークが付着しやすい材料です。
歯がなくなってしまって、ブリッジ、つまり、差し歯をすると、
失った歯の箇所には隙間ができるので、食べかすなどが詰まりやすく、
虫歯のリスクは高くなります。
普段の歯ブラシに加えて、歯間ブラシなどの清掃補助器具が必要になり、
時間も手間もかかります。
しかし、それだけ時間をかけないとまた虫歯になります。
虫歯治療した歯は、10年以内に虫歯になる確率が高い
虫歯になったあと、どれだけ一生懸命歯を磨いたかによって、
治療した歯の寿命は異なるため一概にはいえませんが、
小さな虫歯であれば、平均10年以内には再治療が
必要になる可能性が高いです。
虫歯が大きくなって被せ物の治療だと平均的に7年で
再治療が必要となります。
虫歯になったことのある多くの人が、
歯磨きがうまく出来ていなかったり、
お口の中の虫歯菌の数が平均よりも多いことが原因です。
すべての医療は完璧ではない
もちろん、歯を磨かないと、虫歯治療しても一年も
もたないことは言うまでもありません。
自由診療で、高い白い被せもの「オールセラミッククラウン」
という治療をしようか悩んでいる人で
『一生虫歯にならなければ、そうでなければ高いのでやめる!』
とおっしゃる方がいます。
残念ながら、医療すべてにおいて、完璧な治療はありません。
癌でも再発することはありますし、
脳梗塞でも再発してしまうことはあります。
再治療が必要となるのは、
その人がいかに生活習慣を改善して、
再発防止に努めるかによって大きく左右します。
どれだけ高い治療でも、毎日、虫歯予防を心がけなければ、
すぐに虫歯になって再治療が必要となります。
ですから、虫歯になった人は今まで以上に、虫歯予防が大切です。
特に口の中をのぞいて、銀歯があるなら要注意です。
そして今は虫歯もなく快適に過ごしている方も、
これまでどおり、虫歯予防を心がけましょう。
(現役歯科医 haneko)
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りゅうじんのつぶやき
私も虫歯治療した経験がよく、銀歯も多いので、
いつも以上に丁寧に歯磨きしたいと思います。
歯医者さんも治療代が馬鹿にならないので、
虫歯にならないようにしたいものですね。
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